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新湯の勝(「塩渓紀勝」)
「新湯は古坊の西南 殆んど二里許りに在りと聞く。道三条となる 一は塩の湯より 一は古坊より 一は上塩原よりなり。 |
この文学碑は、奥蘭田の著書「塩渓紀勝」 の抜粋が刻まれたものである。蘭田は明治二十一年塩原の畑下り に別荘を作って滞在し、塩原の名勝、風俗、伝説、温泉等を書き留めた。 それを四巻十八景にまとめ「塩渓紀勝」として出版した。 これによって塩原は全国的に知れ渡り、多くの人々が訪れるようになった。 このことから、蘭田は尾崎紅葉、三島通庸と共に塩原三恩人の一人として深く 敬愛されている。 |