旧塩原御用邸 |
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塩原渓谷をぬけ、箒川の流れも穏やかになってくるとそこは塩原温泉郷の入口福渡温泉です。道路沿い右手には大きな石を組んだ高い垣根が続きスッとした赤松が顔をのぞかせます。厚生省管轄の「国立塩原視力障害センター」です。このセンターは昭和23年に一般視力障害者の社会復帰を目的とした厚生施投「光明寮」として発足しましたが、それ以前は「塩原御用邸」として皇室の静養の地でした。 明治17年、時の栃木県令三島通庸は塩原街道を開発整備し、塩原発足の基盤をつくりました。そして、自ら塩原福渡の地に別荘をかまえました。 戦後は宮内庁より厚生省に貸し下げられ、「旧御座所」(栃木県有形文化)のみ移築され「天皇の間記念公園」として一般に公開されています。邸内には四季折々の花が咲き乱れ、格好の散策コースとなっています。
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