温泉と紅葉で知られる塩原には、我が国でも代表的な植物化石の産地、木の葉化石園があります。今から数十万年前、塩原化石湖と名付けられた、東西約6Km、南北3Kmの三日月型をした湖があり、その周辺には様々な動植物が生息していました。それらの生物は、やがて湖の底に静かに積もり、塩原の火山の噴火による火山灰や、周辺の川から運ばれた土砂によって埋もれて化石になりました。これを木の葉石と呼んでいます。
これらの化石には現在の塩原周辺に生息する動植物も多く、これらの化石の出来た時代と現在の塩原の気候がほぼ、変化が無いことが証明されています。
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木の葉化石園
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